ハイブリッドセラミックとは?保険は適用になるの?銀歯から白い歯へ
私がアメリカに引っ越してきた15年前に歯のクリーンに行ったら、私がまだ奥歯に銀歯があったので、
「これは相当古いやり方だ!20年以上前のものじゃない?」
とすごく歯科医に驚かれました。
これが私が若い頃は普通だったので恥ずかしかったですが、アメリカではもうその時にセラミック歯が普通だったようです。
今日本でも注目されているそのセラミック歯とハイブリッドセラミック歯の違いや、
保険が適用になるかなどを今日は調べていきます。
ハイブリッドセラミック歯の保険は適用になる?
まずセラミックの歯が何なのかみていきましょう。
セラミック歯って何?
セラミックの歯と言いますが、実はセラミックでも色々と種類があるのです。
・メタルセラミック
セラミックの内側に金属を焼き付けたもので、透明感に欠けます。
このセラミックのメリットはなんといっても値段が普通のセラミックより安く、8万円
〜15万円が相場と言われています。
金属で補強されるためとても強く、強度が必要な奥歯で重宝するものです。
ですが長期使用で、金属アレルギーが出る事もあるので注意が必要です。
・ジルコニアセラミック
内側はジルコニアで作られ外側はオールセラミックになっている、ジルコニアセラミッククラウン。
これは大変美しくしなやかな素材なのですが、強度があるために加工が難しく、複雑な形には作りずらい欠点があります。
そして値段も1本10万円〜20万円、インレー(詰め物)は約4〜6万円と割高でもあります。
・オールセラミック
このオールセラミックのメリットは、透き通るような陶器の美しさです。
金属アレルギーの心配もなく、自然な仕上がりが楽しめます。
ですが陶器のために強度が低く奥歯には使えません。前歯でも欠けてしまったという例もあります。
それに1本8万円〜15万円、インレーが1本3〜5万円と値段が高いのもデメリットと言えるでしょう。
・ニケイ酸リチウムガラスセラミック(e.max)
ニケイ酸リチウムガラスを含有したこのセラミックは、2009年に発表されました。
自然な美しさで、加工がしやすいのが特徴です。
耐久性が優れているので、スポーツをしている人や重労働者に向いています。
1本6万円〜10万円で、インレーは1本4万円〜5万円になっています。
・ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックとは、レジンとセラミックの間をとったような性質のものです。
レジンとは歯科治療用の樹脂素材で、このハイブリッドセラミックはレジンとセラミックの微粒子が練り込まれています。
柔軟性があり従来の歯を傷めないレジンの良さと、セラミックの強度や耐久性が兼ね備えられているものです。
奥歯にはこのハイブリッドセラミックは不向きなので、強度のあるセラミックを奥歯に使い、ハイブリッドセラミックを前歯にというように併用も可能です。
ハイブリッドセラミックは保険適用?
平成24年4月から、前歯から数えて4番目と5番目の歯に限り、ハイブリッドセラミッククラウンの保険適用が可能になりました。
ただし保険適用はクラウンだけで、インレーには適用しないのであなたが通う歯科で詳しく聞いてみましょう。
白い歯にする保険は適用になる?
保険が適用になる白い被せ物は、プラスチック素材に限ります。
ですがこのプラスチック素材が耐久性が弱く劣化するため、再治療を繰り返す事になります。
再治療する時に歯を削る事になるので、何度も繰り返していると歯が削れないほど小さくなる可能性もあります。
その面を考えると、保険適用がないセラミッククラウンは耐久性に優れるため長持ちするので、お得と言えるかもしれません。
保険適用の場合は自己負担が約3割になりますが、白い被せ物の時は歯を削る処置や、型取り、装着料なども含まれます。
歯のマニキュアで白い歯を?
・歯科でする歯のマニキュア
自分の爪にジェルをやった事がある人ならわかると思いますが、ジェルはマニキュアに比べて特殊なLEDライトなどを当てて固めるので、ツヤが出て長持ちしますよね。
このように歯科でマニキュアをしてもらう時は、マニキュアを塗ってから歯科専用の特殊な光で固めます。
なので効果が一ヶ月くらいと長持ちします。
ですが、1本2千円〜4千円くらいと、高価でもあります。
自分でも出来る!
安く歯のマニキュアをやってみたい!と思ったらドラッグストアなどに売ってある歯専用のマニキュアを試してみる手もあります。
私もやってみましたが、案外歯にマニキュアを塗るのが難しいんです。
完全に乾くまで口の中に変な匂いがするし、次の日にはもう取れた部分もあって、見た感じなんか怪しい?という風になる事もあります。
でも特別な日に白い歯を即席で得たいなぁと思う時は、セルフマニキュアも良いのではないかと思います。
まとめ
今日はセラミックの歯などについて調べていきました。
セラミックの歯には
・メタルセラミック
・ジルコニアセラミック
・e.max
・ハイブリッドセラミック
などの種類がある事がわかりましたね。
そしてハイブリッドセラミックでは前歯から4番目と5番目の歯に限り、保険が適用されるようになったので、あなたの歯科で聞いてみる事が大事です。
歯の治療代というのは、それぞれの歯科によって大きく値段が違ってきます。
セラミック歯に使われる本体以外にも、治療に応じて色々な雑費が発生するので歯科のほうに、前もって詳細を聞くようにしましょう。
請求をもらってびっくりしないように、納得するまで歯科と話し合うのが大切です。