シングルマザーの年収平均はいくら?母子手当ては?貧困のための節約
私は子供が3歳の時に離婚して、シングルマザーになりました。
私の場合は両親と同居して援助をしてもらっていたので助かりましたが、
そんなラッキーなシングルマザーばかりではありません。
離婚が増え続ける現在、シングルマザー世帯の貧困が伝えられていますが、シングルマザーの年収はいくらくらいなのでしょうか?
その他母子手当てはいくら支給されるのかなどみていきましょう。
シングルマザーの手当てや年収の平均はいくら?
・シングルマザーの年収平均はいくら?
厚生労働省「全国母子世帯等調査結果報告」の発表を元に、シングルマザーの年収の平均をみていくと
シングルマザー世帯の年収の平均は、291万円だという事がわかりました。
児童のいる世帯の年収平均は658万円で、世間一般の年収平均が412万円となっているので、シングルマザー世帯は半分以下で大変低い収入である事がわかります。
・シングルマザーが受け取れる手当てはいくら?
児童扶養手当(母子手当)
父母のどちらか一方からの養育しか受けられない母子家庭や父子家庭に設けられた手当てで、自治体から支給されます。
これが私が両親と同居する前に、もらっていた手当てです。
全額支給→42,290円
一部支給→42,280円〜9,980円
所得に応じて、10円単位で変動します。
子供が2人以上の第2子加算額は、
全額支給→9,990円
一部支給→9,980 円〜5,000円
第3子以降の加算額は1人につき、
全額支給→5,990円
一部支給→5,980円〜3,000円
となっています。
子ども手当て(児童手当)
0歳〜3歳未満1人につき→月15,000円
3歳〜小学校修了前→月10,000円
中学生→月10,000円
児童育成手当
児童育成手当とは東京都だけの名称で、児童1人につき月13,500円の手当てが支給されます。
地域によって呼び名や金額が違うので、あなたの住む自治体に問い合わせてみましょう。
特別児童扶養手当
精神や身体に重度の障害がある20歳未満の子どもを、家庭で養育している父母に支給される手当てです。
支給月額1級→51,450円
2級→34,270円
となっています。
これらの手当てはあなたが離婚したからといって自動的に払われるわけではありません。
国は離婚届を受理してもあなたが申請しないと、知らん顔で全く援助してくれないのです。
あなたは一生懸命働いて税金を払っているのですから、堂々と胸を張ってこのような手当てを受け取る権利があるのです。
あなたの住む地域によってルールや金額が異なる事があったり、もっと違った援助方法があるかもしれないので、自治体にどんどん質問して援助をしてもらいましょう。
シングルマザーが貧困と呼ばれる年収の額は?
実は変なルールですがシングルマザーが貧困家庭と呼ばれるには、年収の額が決まっています。
「国民生活基礎調査における相対的貧困層の定義」というのがあるのですが、難しいので結果からいうと、
シングルマザーの収入から税金や社会保険料を引いた手取り額が、年収122万円以下だと「貧困」になるのです。
私が離婚した当初は、パートをしていて時給800円でした。
離婚したからと言ってすぐ転職は無理だったので、そのままパートを続けました。
ですから私も一人娘を抱えて、年収122万円以下の貧困世帯だったのです。
この主婦の年収122万円以下はマジックナンバーで、結婚している主婦は必ず年収130万円以下に抑える必要があります。
なぜなら主婦の年収が130万円を超えると、自分の社会保険を払わないといけないからです。
でも130万円以下なら、夫の社会保険に入っていられるので自分の社会保険を払う必要がありません。
ですが離婚してシングルマザーになると、この年収では低収入になって貧困になってしまうのです。
シングルマザーだという事を隠さない事
私が離婚した後すぐに旧姓に戻し、パートの職場でもみんなにわかるようにネームプレートも全部苗字を変えました。
そうするとみんなが私が離婚した事に気付き、色んな物をいただくようになりました(笑)
私がランチの時は毎日誰かがバナナやサンドイッチ、おにぎりなどの差し入れをくれたので、基本ランチを持っていく必要はありませんでした。
あと農家のおばさんとお友達だったのですが、彼女は畑でとれた野菜やお米など、しょっちゅう持ってきてくれました。
このようにまだまだ優しい人は世の中にたくさん存在します。
シングルマザーである事を恥と思い隠したりせず、職場でもご近所でもあなたが母子家庭である事を知ってもらいましょう。
そうすると思わぬ人の優しさに触れる事が出来ますよ。
節約生活
基本外食なしです。
毎日いただいたお野菜で手作りにすると、随分節約になります。
電気代が高くなるエアコンは使いません。寒い時は重ね着で、靴下も2枚重ねて履いたりしますよ。
トイレなどものすごく寒い場所は、小さいヒーターを置いてそこにいる時だけ使います。
夏はシャワーをサッと浴びて、冬は娘と一緒に一度にお風呂に入ります。
寝る時も一緒にお布団に潜り込めば、お互いの温もりであったかくなりますよ。
まとめ
私が両親と同居するまでは、貧困家庭としてとても苦労してきましたが、
子供には出来るだけ貧しい思いをさせないように、毎日節約生活をしていました。
離婚したシングルマザーに大事な事は、市役所に行ってすぐにでも母子手当などの援助をもらう申請をする事です。
あなたが出向かないと、国からは助けてもらえない事を知っておきましょう。