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カラスが襲撃!?頭を守れ!襲ってくる理由と3つの対処法を紹介

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毎年と言って良いほど、今ぐらいの時期になるとカラス襲撃されるというニュースを見ます。

 

私たちにも身近に起こり得る事として捉え、カラス襲撃への対処法を調べました。

 

それは、

・傘をさしたり、帽子を被り後頭部を隠す。

・手で後頭部を覆い隠す。

・片腕を頭の横で真っ直ぐに上げる。

 

上記の3つが効果的な対処法です。

 

 

なぜ後頭部を隠したり片腕を上げるのが有効なのか?

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身近でよく見かけるカラスに「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」がいます。

 

ハシブトガラスは、クチバシが分厚く頭が盛り上がっていて、体型もずんぐり大ぶりな体をしています。

ハシブトガラスが横目にこっちを見ているイラスト

 

 

それに比べ、ハシボソガラスはクチバシが細く、体型がスマートな体をしています。

ハシボソガラスが横を見ているイラスト

 

どちらのカラスも記憶力や知能は高く、人を攻撃してくるのは「ハシブトガラス」の方になります。

 

カラスが人に攻撃する時は、後方から飛来してきます。

クチバシから突っ込んできたり、クチバシで突いてきたりする事はありませんが、部を脚で蹴り飛び去ります。

 

カラスの的は、人の1番高いところである部を狙ってきますが、傘や帽子で頭部を隠すと、カラスは的を見失い、カラス襲撃を防ぐ事が出来ます。

 

また、カラスは翼が大きく、飛行中にものが翼に当たる事を嫌います。

そのため、腕を上げる事によってもカラス襲撃を防ぐ事が出来ます。

参考:旭川市

 

 

カラスは何故襲撃してくるのか!?

道にカラスが立って横を見ている画像

 

カラス襲撃の理由は 2点あり、

・近くにカラスの「巣」や「ヒナ鳥」があり、それを守るために攻撃をしてくる事

・人にいじめられた記憶がある事

 

上記になります。

 

巣やヒナを守る為に人を敵と見做す

カラスは普段は大人しく、頭が良い鳥です。

2月〜8月の期間が繁殖時期と決まっていて、毎年その期間にカラス襲撃されたというニュースが多くなります。

 

ただ、カラスの巣の近くに寄ったとしても、認知すれば回避する事が出来ます。

実はカラスも、人を襲撃する前に警告をしているんです。

 

ハシブトガラスが攻撃にいたるプロセス)

  • 敵(対象)が来るとまずは注意して見ている。
  • 自身の存在を誇示するために大きな声で鳴く。
  • 敵(対象)の頭上を鳴きながら旋回して威嚇する。
  • とまり木にくちばしをこすりつける。
  • とまり木の小枝を折る。
  • 枝や葉を落とす。
  • ガッガッと濁った声を出す。
  • 後ろから脚で蹴る。

出典:旭川市

 

上記の警告を感じ取る事が出来れば、迂回をしたりしてカラスからの襲撃を回避する事が出来ます。

 

 

人へ悪印象の記憶があるカラス

人にいじめられた記憶があるカラスは、繁殖時期に関係無く記憶している人や似ている人までも襲撃を行う可能性があります。

 

カラスは知能が高く、一度攻撃をされた人間を少なくとも5年は覚えている事と、それを仲間に伝える能力もあると、アメリカのワシントン大の科学者たちが実験の結果、伝えています。

 

強面の原始人のマスクをかぶってカラス7羽を捕らえ、脚に標識バンドを付けて恐怖心を与えた後に放し、その後、強面マスクと普通の顔マスクをかぶって歩く様子を観察した。

強面原始人マスクの方は、カラスたちの集団でいっせいに甲高く泣き叫び、怒ったように羽ばたき、尾もはたくようにして危険を知らせ合うような反応を示した。

しかし、普通の顔マスクの時には何の反応もなかった。

このカラスの警戒反応は「スコールディング」と呼ばれ、また同じ様な実験を拡大し行ったところ、実験直後のスコールディングしたカラスは20%程度だったが、5年後には、なんと60%に達していた。

出典:AFP BB News

 

 

まとめ

高い所の崖に止まっているカラス

カラス襲撃部を狙ってきますが、傘や帽子で頭部を隠したり、腕を上げてカラス襲撃を防ぐ事ができます。

 

カラスが人を襲撃する理由として、ほとんどがカラスの巣が近くにある事が原因です。

 

カラスも人に襲撃する前に警告を発しているので、それに気づいて迂回したり、その場を離れるといった対処法もあります。

 

また、カラスは知能も高く伝達能力に長けていますので、追い払ったり、こちらから攻撃をする事はしないでおきましょう。

 

基本は大人しい鳥なので、うまく付き合って生活出来るようにしたいですね。