経験から見えてくる!?認知症の原因や早いうちの予防!?
私は母を認知症で亡くしたので、もしかしたら私も年取ったら同じようにアルツハイマーになって、一人娘に迷惑をかけてしまうのではないか?
といつも心配しています。
ちょっと自分が物忘れしたりすると、「あれ?ボケきたかな?」と怖くなりますね。
日本でも2025年には、5人に1人は認知症にかかってしまう統計になるとか。
人間の計り知れない神秘的な脳が、できるだけ老化しないように若い頃から予防する事は出来るのでしょうか?
認知症の原因は寒い地域に多い??
WHOの統計によると、世界で一番認知症で亡くなる人が多い国はフィンランド。
上位にはヨーロッパの国々が入っている事から、「なぜ寒い国に認知症の人が多いのか?」という質問が投げかけられていますが、まだ、はっきりした原因はわかっていません。
私の母や他の知り合いが、認知症になっていった過程を考えてみると、最初に食欲不振になり、充分な栄養を体内に摂りこめなくなりました。
同時に口数が少なくなり、笑ったり怒ったりする顔の表情が表せなくなり、うつのような状態になりました。
日本で暖かい地域である沖縄の人は、長生きする事がわかっているように、この天候の良し悪しや気温の高低、太陽を浴びる日数の違いなどは、認知症に大きな関連があるように思います。
実際にアメリカでも、雨が多く太陽があまり見られず寒い州であるシアトルは、アメリカで一番うつの人が多く、自殺者の数も多いのです。
なので、フィンランドやヨーロッパの寒い国々の人は、家に閉じこもる時間が暖かい地域の人よりも多く、人とおしゃべりする機会も減り、精神的に暗くなっていくように思われます。
もちろんそれだけでは無く、たくさん色々な原因が、それぞれの人にあるのでしょうが、もう一つは食べ物も原因の一つに入ると思います。
世界で認知症の原因や予防を調べていく中で、最近はアーモンドなどのナッツ類を食べると、認知症の予防になるかもしれないと言われています。
なぜなら認知症の人の脳を検査してみると、脳内のタンパク質が極端に少ないからです。
それじゃあアーモンドを毎日食べれば認知症にならないのか?
と、言われるとそうでもないので、まだまだ分からない部分がたくさんあるのが現状です。
ですが、私の母が認知症になっていった過程で言えるのは、食べなくなってからまるで坂道を転がり落ちるように、ボケがどんどん進んでいったのは、明らかです。
なので、良質のタンパク質であるナッツ類や大豆類などを、年とってからも積極的に食べていれば、ある程度のボケは防げるはずです。
知っておきたい認知症の予防法!?
他にも最近注目されているのが、「軽い有酸素運動」がボケを予防するという事です。
有酸素運動だからといって、息が苦しくなるようなキツイ運動をしては逆効果ですよ。
「軽い」というのがキーです。
毎日20分くらい外にウォーキングに行くだけでも、効果はあると言われています。
80歳以上の高齢の人で全く認知症の傾向がない人たちは、ほとんど毎日有酸素運動をしているそうです。
まず太陽の光りから、ビタミンDを浴びて心が爽やかになりますね。
そして、誰かと一緒に行くかもしれないし、ご近所の人とお散歩中におしゃべりするかもしれません。
この「おしゃべりをする」という行動も脳には、とても好影響なのです。
そして、もちろん有酸素運動ですから、酸素が脳に隙間なく行き渡り、血行も良くなって、身体も脳も栄養が満ちてくるのです。
私のお友達は85歳で「TAICHI」の先生してらして、ボケるどころか元気はつらつです。
この前は90歳で現役のヨガインストラクターの女性が、テレビで紹介されていました。
このようにウォーキングや、TAICHI、ヨガや水泳などの軽い有酸素運動は、人間を若々しく保ってくれるのです。
まとめ
人間の脳というのは複雑で、専門家でもなかなか認知症の原因などをピンポイントで探しあてるのは難しいようです。
私の母に処方されていた薬は、ほんの気休めの進行を遅らせるくらいのものでした。
これからもこの認知症の問題は、人間が生きていく限り続くのでしょうが、1日も早く良い治療法が見つけ出される事をまちのぞみます。