本当に大事な塩分濃度バランス!塩分不足も身近で恐ろしい症状が起こる
日本人女性の健康管理で一番気をつけたいのは、実は塩分摂取量の管理です。
「分かってる!だから出来るだけ塩分摂らないようにしてる。」と言われるでしょう。
そこが問題で、実は塩分不足が日本人女性の中で多いと言われています。
塩分が不足するとどんなに怖いか、私の夫が救急車で突然運ばれ、危なかった実体験を元に、お話ししていきます。
本当に恐ろしい!?塩分濃度のバランス
まずどうしたら、自分の身体に充分な塩分があるかどうかわかるの?というと、簡単な血液検査でわかるんです。
血液検査の結果の大体一番最初に書いてある数字が、塩分(ナトリウム)濃度の値です。
なぜなら、一番大切なナンバーだからです。
基準値は135〜145mmol/l
で、これを下回ると塩分不足となります。
日本では「塩分控えめ」が合言葉のように、とにかく塩分を摂らないように努めている人が多いですよね。
もちろん塩分を摂りすぎると、高血圧になり様々な生活習慣病の原因になりますが、
塩分不足の方が、もっと怖い事になるのです。
私の夫が突然倒れて救急車で運ばれた時は、この塩分濃度が116でした。
血圧はやっと測れて45。
危うく生きていても、脳障害になるところでした。
実は塩分が多い食べ物
塩分の多い食べ物と言うよりも、塩分を摂りすぎて血圧が高い、と言う人のほとんどに外食が多い事がわかります。
毎日仕事が忙しく外食をする、と言う人はものすごく塩分を摂ってしまいます。
ファーストフードのハンバーガーやホットドッグも、すごい塩分です。
その他にも缶入りスープや、パックのコンビニお弁当なども塩分がたくさん入っています。
その他に驚くのは、パン類に多くの塩分が含まれる事。
パンは美味しいですから、一度に何枚も食べたりしますよね。
それにマーガリンや塩の入ったバターを塗って食べると、どんどん塩分を摂取する事になります。
疑って下さい!塩分不足による症状は?
私の夫が塩分控えめの食事にしだしたのは、ダイエットのためです。
お腹が出だした!と言って、厳しいカロリー計算と塩分控えめの食事に変えました。
ですがこれが度を過ぎると、色々な体調不良が出てくるのです。
・頭痛
最近なぜか頭痛がするわ、という人いませんか?
原因不明の頭痛の時は、塩分不足を疑ってみて下さい。
・極度の疲れ
すごく疲れちゃって、何もしたくない。
ずっとゴロゴロしてる!と言う人も、塩分不足かもしれません。
・吐き気
いつもムカムカして、胃腸がスカっとしない。
塩分不足だと、この吐き気がずっと続きます。
・食欲不振
当然吐き気がするので、食欲もわきません。
水分を少し飲むくらいがやっとになってきます。
なぜ私がこのような事を言っているかというと、日本人の若い女性は痩せる事ばかりを気にして、無理なダイエットをしている人が多いからです。
そのような無理なダイエットを続けていると、たちまち身体に充分な塩分が得られず、ある日突然、死に至る事もあるのです。
ご存知ですか?塩分不足による後遺症
塩分不足がしばらく続くと、心臓に大きな負担がかかるので、何らかの心臓疾患を患う事になります。
実際に私の夫が心臓疾患を患い、心臓にモニターを入れられました。
その後、一生懸命塩分を食事から摂ろうと思っても、体力がついていけず、なかなか塩分を身体にとどめておけません。
水を一切飲まず、食事の時も喉が渇いた時も、塩分の多いスポーツドリンクを毎日飲み続け、ナトリウムの点滴を受け、毎回の病院の食事に塩を振りかけて食べたりしましたが、
なかなか基準値の135まで上がらず、入院が長引きました。
塩分濃度が上がらないと、吐き気がするので食事が充分に摂れない、食事が摂れないと塩分不足になる、という悪循環でした。
塩分バランスに適した食事も和食だった!?
夫のドクターが「ダイエットしたかったら、奥さんに日本食を作ってもらいなさい。」
と言っていました。
和食には塩分の多い、お味噌汁やお漬物、梅干しなどがありますし、お醤油中心のお料理なので塩分が気になるかもしれないけれども、
和食の中にある栄養素には、その塩分を排出してくれる作用のものもあるし、食べ過ぎずに普通にアクティブに生活していれば、そんなに気にする必要はないとも言われました。
もちろん退院した後は、和食中心の食事です。
体調は少しずつ良くなってきていますが、心臓にはダメージを与えてしまいました。
まとめ
この夫の体験で教わった事は、少しくらい太っていてもお腹が出ていても、気にしない事。
無理にダイエットして、理想の体重になっても、心臓病になり脳にダメージを与え、突然死なんて事になっては、元も子もありません。
「人間は砂糖なしでも生きていけるけど、塩なしでは死ぬだけだ。」
と仰ってたドクターの言葉が、今でも忘れられません。