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大相撲の金星とは一体何?金星の年収とか賞金っていくら?相撲の疑問

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大注目の大相撲ですが、金星の連発でしたね。

 

こんなに金星を与えても良いのかなと思うくらい情けない気もしますが、実際に金星を取った力士は、最高のホコリに違いありません。

 

ではこの金星とは一体何なのか?からみていきましょう。

 

 

 

 

 

大相撲の金星とは一体何?

金星とは、平幕力士が横綱に勝つ事を言います。

 

従って関脇や小結が横綱に勝っても、金星とは言いません。

 

横綱になるためには並大抵の力ではなれるはずがないだけに、一度横綱になるとそのどっしりとした技量で金星を勝ち取る事は容易ではありません。

 

ですが最近の横綱日馬富士」や「鶴竜」などが出てきてからは、この金星がやたら出てきました。

 

過去の横綱太刀山」は14場所在位で、与金星が0というすごい数が出ています。

 

私が大好きだった千代の富士は、59場所中29の与金星。

 

曙は48場所中、35の与金星。

 

輪島は47場所中、39の与金星。

 

北の湖63場所中、53の与金星。

 

そして日馬富士31場所中、40の良金星。

 

その他「白鵬」が、5場所に1回くらいしか平幕力士に負けない。

などという結果が出ています。

 

 

 

 

 

大相撲で金星を取ると年収や賞金はどうなるの?

金星の給金は10円という破格の値段がつけられます。

 

えっ?たった10円ってなに?と思われるかもしれませんが、この10円が4000倍された4万円が、年6度の本場所毎に月給とは別に、引退まで支給されます。

 

ということは金星を1個取ると、場所ごとに4万円引退するまでに、年間24万円がもらえる事になります。

 

なので現役最多となる8個の金星を獲得した「嘉風」は、金星だけで年間192万円が引退まで加算されるのです。

すごいでしょう!

 

金星を取っても賞金はありませんが、この給金の額はすごいです。

 

 

 

 

 

懸賞金を受け取る時の手刀って知ってた?

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まず懸賞金とは何なのか?からみていきます。

 

力士が相撲を取る時に、懸賞旗と呼ばれる旗が土俵をグルグル回りますね。

 

あれは民間企業や後援団体が、一本62000円で懸賞をかけているのです。

 

スポンサーの色々な名前が書かれているのが、わかると思います。

 

この62000円の内わけは、相撲協会の事務費に5300円、本人名義の積み立てで26700円、力士には30000円が行く事になっています。

 

これを勝った力士が土俵でもらう時に、手を使って3度お祈りしているかのような動作をしてから、受け取りますよね。

 

それを「手刀(てがたな)」と呼びます。

 

左から右にいって、真ん中の順に手刀を切ります。

 

左は「かみむすびのかみ」、右は「たかびむすびのかみ」そして真ん中は、「あめのみなかぬしのかみ」であって、

五穀の守り神である三神に感謝の気持ちを表すものなのです。

 

それぞれの力士のこの動作をみても、誰が礼儀正しいのかわかるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

還暦土俵入りをする事が少ない横綱

短命の横綱たち

太刀山以降、40人弱の横綱がいますが、60歳の還暦を迎えて「還暦土俵入り」を行った横綱は、たったの10人しかいません。

 

最後は2015年に行われた私が大ファンだった「千代の富士九重親方でした。

 

その後はまだ横綱60歳に達していないのですが、元大関貴ノ浪43歳の若さで亡くなるなど、横綱が短命である事がわかります。

 

やっと還暦まできて還暦土俵入りを行った千代の富士も、61歳の若さで亡くなっています。

 

「憎らしいほど強い」と言われた元横綱北の湖も、62歳の若さで直腸ガンで亡くなっています。

 

北の湖理事長は、引退後ダイエットに励み毎日ウオーキングに努めていたそうです。

 

初代若乃花は享年82歳でしたが、彼の弟貴ノ花55歳で亡くなり、剣晃はわずか30歳の若さで亡くなっているのです。

 

大鵬は享年72歳でしたが、柏戸58歳、双葉山56歳で安藝ノ海と栃錦64歳で亡くなりました。

 

 

横綱の短命の理由

力士たちは10代の若い頃から毎日厳しい稽古で身体を酷使し、これでもかというほど食べて体重を増やさなければなりません。

 

要するに肥満体で激しいぶつかり合いの競技をやり続けるのです。

 

若い頃は大関になろうとか横綱になってお金を稼ごうという夢があって、目標に向かい頑張れるのですが、

いざ横綱になるといつも強さをキープしなければならず、負けるとブーイングが起こり精神的に大変なストレスがかかります。

 

お腹周りにでっぷり脂肪がついた身体は、心臓や内臓に相当な負担がかかっているはずです。

 

横綱で引退しても足腰にも負担がかかっているため、体重を落とさないとエクササイズを始められずダイエットも難しいのです。

 

力士として強くなってくるとお金が入り、お酒もたくさん飲むようになるとか。

 

肝臓にも悪い事がわかりますね。

 

力士として強くなるためには、身体に悪いとわかっていても食べ続けなけれならないという、ジレンマが絡まってきます。

 

このような事を考えると、短命なお相撲さんにはもっとお給料が必要なのかなとも思えます。

 

 

 

 

 

まとめ

今回は最近たくさん出ている金星について、調べてきました。

 

金星とは、平幕力士が横綱を破る事で、

金星を一個取ると場所ごとに4万円もらえ、年間24万円の給金になり、それを引退までもらえる事がわかりました。

 

そして今回は懸賞金を受け取る時の手の動作「手刀」も説明してきました。

 

左から右、そして真ん中を手刀で切り、五穀の守り神の三神に感謝の気持ちを表しているのです。

 

今後大相撲を鑑賞する時に、そういう意味だったなと思い出すと誰が礼儀正しい力士なのか、見えてくるかもしれませんね。