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ペットとのふれあいで注意する事|動物からの感染症を予防する対策!

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愛するペットとのふれあいは、何ものにも例えられないほど癒しの時間です。

 

ペットにとっても飼い主からの愛情を感じる時ですし、日頃の大事なスキンシップです。

 

ですがこのペットとのふれあいで、人間が病気になってしまう事があります。

 

これをペット由来感染症と言います。

 

今回はこの感染症についてと、私たちが出来る予防法などをお話ししていきます。

 

 

 

 

 

注意しないとペットとのふれあいが原因で、こんな感染症になる可能性がある!

・ネコ引っ掻き病

バルトネラ菌という細菌が、ネコの爪や皮膚に存在します。

 

従ってネコに引っかかれたり、噛まれたりした時に感染します。

 

この細菌がネコノミの腸管でも増殖して、うんちの中に出てきます。

 

なのでこのネコノミに噛まれても、人間は感染してしまうのです。

 

これは私のお友達が実際にかかってしまった感染症です。

 

最初はネコに胸を軽く引っかかれたと言っていました。

 

その後、2週間ほどたっても痒みがおさまらず、だんだん赤みがましていました。

 

全く痒みが止まらなかったので、病院に行って診察を受けたらネコ引っ掻き病だと診断されました。

 

普通は自然治癒するそうですが、重症になると発熱や悪寒がしたり、脳炎になる事もあるのでこうなると抗生物質の摂取が必要になります。

 

 

狂犬病

狂犬病に侵された犬に人間が噛まれると、感染します。

 

狂犬病は犬だけでなく全ての哺乳類に感染すると言われていますが、人から人への感染はごくまれです。

 

狂犬病にかかっている犬は凶暴で攻撃的であったり、反対に全身に麻痺がある場合もあります。

 

狂犬病に感染した人間の症状としては、一時的錯乱などに伴い高熱、麻痺、全身けいれんなどが起こり、その後悪化し呼吸障害などの症状で亡くなります。

 

狂犬病で怖いのは、一度発症してしまうと治療法がなく、100%死亡してしまうという事です。

 

私が住むテキサスでもあった話しですが、小学生の女の子が外でいつものように遊んでいて、リスに噛まれた事がありました。

 

その後その女の子は高熱が出たり性格が急に変わったようになって、親は頭がおかしくなったと思ったそうです。

 

様々な病院に連れて行っても原因もわからず、手遅れになって約2年後亡くなってしまいました。

 

解剖の結果、狂犬病だったとわかったのです。

 

親が子供がリスに噛まれた事があると医師に伝えていれば、何かの処置があったかもしれません。

 

 

・オウム病

これも有名な感染症ですね。

 

クラミジアという病原体が原因で、輸入された鳥の50%,ハトで20%はこの菌を持つと言われています。

 

良く鳥と口移しでエサを与える飼い主さんがいらっしゃいますが、この行為で感染する事が分かっています。

 

高熱や頭痛、筋肉痛などの症状があり重症になると肺炎を起こしたりします。

 

この場合も抗生物質を摂取する治療が必要になります。

 

 

 

 

 

動物からの感染症を予防する対策

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・犬やネコの予防接種

ペットが狂犬病にかからないように、きちんと予防接種を受けさせる事が必要です。

 

 

・ネコや鳥のフンの処理

感染症を起こす原因になる細菌が、フンに含まれる事が多いので、ネコや鳥のフンは頻繁にお掃除しましょう。

 

鳥の乾いたフンを人間が吸い込んで、感染する事も分かっています。

 

 

・同じスプーンや箸を使わない

感染症の細菌がペットの口の中に存在する事も多いので、自分のペットがペロペロ舐めてくれるのは嬉しいですが、フレンチキスはやめておきましょうね()

 

そしてエサを与えた同じスプーンを、あなたも使わないように気をつけましょう。

 

 

・動物を触ったら良く手を洗う

これはあなたのペットだけではなく、牧場などに行った時に触ったニワトリやひつじなど、全ての生き物で言える事です。

 

動物が細菌を持っていても動物自体は平気で、人間だけが病気になる場合があります。

 

なので動物に触った後は、必ず石鹸で両手の表裏、指の間も良く洗うようにしましょう。

 

 

・動物の身の回りの掃除

鳥かごの掃除やペットのベッド周りなどは、こまめに掃除して清潔に保ちましょう。

 

爬虫類や魚類の水槽なども細菌が繁殖するので、お掃除を怠らない事です。

 

ワンちゃんやニャンコは毎日ブラッシングをして、爪が伸びたら切ってあげましょう。

 

 

・室内の換気を良くする

室内で鳥を飼う場合は、羽毛や乾燥したフンが空気中に舞う事がありますので、常に換気しておく事が必要です。

 

 

・公園の砂場で遊んだら、良く手を洗う

公園、特に砂場で遊んだ後は良く手を洗うようにしましょう。

 

砂場にはノラ猫が良くおしっこやうんちをしている事があります。

 

そこで子供を、オモチャを持って行って遊ばせているわけです。

 

なので遊んだオモチャも、持って帰ってきたら消毒するようにしてください。

 

砂に触った手を絶対子供が舐めないように、注意しましょう。

 

 

・ノラ猫やノラ犬、野生のシカやウサギ、リスなどには近づかない

野生で生活している動物やノラ猫.ノラ犬は、どんな病気を持っているかわかりません。

 

決して近づかないように、子供にも言い聞かせておきましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

もし子供が外で遊んでいて何かに噛まれたり、引っかかれたりした時はすぐに親に伝えるように、日頃から教える事が大切です。

 

ネコに引っかかれたら、すぐに引っかかれた箇所を消毒しましょう。

 

そしてもししばらくして発熱があったり、頭痛がある場合は病院に連れて行く必要があります。

 

実際に砂場で遊んでいた子供が病気になったというケースも少なくないので、親がいつも気を配ってあげる事が大事です。