子犬のトイレのしつけに困ってる?ドッグシッターからのアドバイス!
アメリカでドッグシッターをし始めて5年ほどになります。
きっかけになったのは、地元のシェルター(保健所や動物愛護センターの事)から保護した我が子(ビーグル犬)との毎日愛情いっぱいの生活。
寂しくお留守番してご主人の帰りを待っているワンちゃん達を、お世話できないかなぁと思って始めました。
私のビーグル犬からもですが、その子たちからも色々と学ぶ事があります。
今回は子犬を家族に迎え入れたあなたへ、トイレのしつけのコツをお伝えしていきます。
子犬をトイレに出すタイミングはある?
人間の赤ちゃんも身体が小さいので、3時間おきにミルクが必要でオムツも変えないといけませんよね。
それはミルクが入るお腹がまだ小さくて、一度にためておけないからです。
という事は膀胱(ぼうこう)も小さいわけで、長い間おしっこを我慢するのは無理です。
これはワンちゃんでも同じ事。
ワンちゃんのトイレを躾ける時は、子犬の時からしっかりする事がカギです。
子犬が慣れてくるまで、約3時間ごとに外に出しておしっこやうんちをさせましょう。
夜中は、できれば2回、最低でも1回は外に連れ出してください。
子犬が成長するごとに、3時間の間隔を4時間、5時間と開けていき、そのうち1日に4.5回で良くなってきます。
ワンちゃんが大きくなるまで半年から1年の辛抱です。
ワンちゃんを一生最後まできちんと面倒見るつもりで飼うようにしたのですから、これくらいは覚悟しましょうね。
このトイレのしつけは犬種によって、慣れるまでの時間が変わってきます。
例えばうちのビーグル犬はだいたい3ヶ月もすると、ほとんど慣れて外にいかないとおしっこしなくなりました。
ですが2番目の子(ダックス犬)は、ちょっと違いました。
この子もシェルターから子犬の時に保護したワンちゃんです。
上の子ビーグル犬のように3時間おきに外に出していましたが、慣れてくれるまでに1年はかかったと思います。
子犬がいつもいる場所におしっこパッドを敷いていると思のですが、外に出すドアの近くにももう一枚敷いて置きます。
そこに用を足すのに慣れてきたら、外に出してさせるようにしましょう。
ダックス犬のような小型犬は寒かったり、雨だったりだと外に出たがらない子も珍しくありません。
うちのダックス犬がそうです。
晴れている日は上の子と一緒に外でちゃんと用を足すのですが、雨の日はどうしても嫌がって出て行きません。
そのような時は外に出すドアのところに、おしっこパッドを置いておきます。
このおしっこパッドですが、紙は高いしゴミが増えてしまいます。
なのでうちではこのような布キルトのパッドを使っています。
これだと洗って何度も使えて、便利だしリーズナブルです。
それからマンションに住んでいて夜中に外に連れていけないとかいう場合は、このような人工芝パッドもあります。
大雨や大雪の時も、これがあると助かりますね。
子犬が家の中でも外でもトイレをできなくなったのだけど?
・絶対に叱らない
子犬が家の中でも外でもトイレをできなくなる場合が、時々あります。
これは子犬が家の中でおしっこをしてしまった時に、飼い主が叱っているからです。
子犬が粗相をした時は絶対に叱ってはいけません。
なぜかと言うと叱られた子犬が、
「おしっこすると怒られる!」
と思ってしまうからです。
それが悪化するとおしっこをまったくできなくなって、膀胱炎にも発展するので充分注意してください。
・良く掃除する
飼い主さんは黙って、ワンちゃんが粗相した場所を綺麗に掃除して、おしっこやうんちの匂いを消しましょう。
自分のおしっこやうんちの匂いが残っている場所に、またワンちゃんは用を足したくなりますから。
このような臭い消しスプレーもありますよ。
私は数滴のエッセンシャルレモンオイルを入れた水をスプレーしながら、拭きあげています。
これでも充分効果ありです。
・いっぱい褒めてあげる
子犬が外でおしっこやうんちをした時には、思いっきり褒めてナデナデしてあげましょう。
うちの子たちはもう、毎回外で用を足すとドッグフードを一粒もらえるとわかっています。
毎回カロリーの高いおやつをあげると肥満が心配なので、ドッグフードを一粒だけ与えています。
もちろん食べ物を与えなくても、ただヨシヨシ撫でてあげるだけでも良いのです。
とにかく外で用を足すと飼い主さんが、喜んであげる事です。
ワンちゃんは飼い主を喜ばせるためなら何でもします。
ですので子犬も飼い主が喜んでいる顔を見るために、外で用を足すようになるのです。
子犬は歯も抜け変わる
子犬の時は人間のように歯も抜け変わるのですよ。
なので何でもかじりたくなる時期でもあります。
歯が抜け変わるために、ムズムズするのですね。
家の中の家具やソファーなどを噛まないように、家中にこのような噛むおもちゃを散らばしておくのをおすすめします。
天然木でできていて薬品が使われていないので、子犬がかじっても安全です。
そして時々抜けた歯が落ちていたりするので、記念に大事にとっておいても良いですね。
うちはこうやってアルバムに大事にしまっています。
ワンちゃんが抜けた歯を飲み込んでしまっても、うんちになって出てくるので心配ありませんよ。
まとめ
子犬のトイレのしつけとしては、
・約3時間ごとに外に出す
・子犬が粗相をしても絶対叱らない
・外で用を足したら、思いっきり褒めてあげる
などを繰り返し辛抱強く続けるという事がわかりました。
子犬を飼ったご家庭で「この犬は妻の犬だ」「この犬は子供の犬だ」などと良く聞きますが、自分の子供を「この子は妻の子だ」なんて言う人はいませんよね。
ワンちゃんも同じです。
家族みんなのワンちゃんなのですから、みんなで助け合って生涯お世話をしてあげましょうね。