携帯電話はいつから持たせる?子供への影響!米の調査でわかった事!
アメリカのある精神科医が「携帯電話が子供にどのような影響を与えるのか?」
という調査をしてその結果が発表されました。
おもしろい事にこの精神科医は実際にアップルの従業員となり、細かい調査を行ったそうです。
その医師は早い時期に携帯を子供に持たせる親に、警告を発しています。
それでは一体携帯電話が子供にどのような影響を与えるのか、みていきましょう。
携帯電話が子供に与える影響
・他人や家族とコミュニケーションがとれない
今の子供達は携帯電話と一緒に育ってきました。
携帯電話がない生活を知らないなんて、考えられますか?
私が小さい時は、外で遊び何か言いたい事があったら言葉で表し、実際に逢いに行っていました。
でも今の子供達は携帯があるために、テキストやラインで携帯を通してお友達や外部社会と、コミュニケーションをとる事に慣れてしまっています。
携帯電話にいつも向かって過ごしているため、人や家族とのコミュニケーションがとれなくなっているのです。
・異性との出会いがなく、デートができない
そしてそのまま年頃になると、ラインで話す事は得意だけれども、実際に異性としゃべったりデートをするのが、
昔のティーンエイジャーより減ってきているというデータが出ています。
要するに本物の人間と接するのが、苦手になっているのですね。
・夜眠れない
もちろん夜遅くまで携帯で会話をしたりゲームをしているので、頭が覚醒して寝不足が続く原因になります。
・寂しい気持ちがする
これはショックですね。
今の子供達はテレビや携帯、パソコン何でも贅沢品が周りにあっていつでもアクセスできるのに、気持ちは寂しくなっているのです。
テレビも同じじゃない?
1950年代頃から少しずつ普及してきたテレビ。
アメリカでは「神さまがくれたクリスマスプレゼント」だと本当に思っていたそうです。
日本でも「テレビを長く観ていると魂が抜かれるよ!」
と信じられていて1日に1時間だけ家族揃って観る、など実際にやっていたようです。
ですがそれも年月がたつにつれ、テレビは人間に安全だとわかり今では一日中テレビをつけっぱなしにしている家族も多いでしょう。
これと同じで携帯電話も今は子供に悪影響を与えると言われていても、将来には全然平気だという新しい結果が出るのではないの?と思われています。
ですが携帯電話がテレビと違うところは、名前のごとくどこにでも携帯して持っていける事にあります。
ティーンエイジャーの中には、枕の下に携帯を置いて寝る子も少なくないとか。
でも今の時代で子供に携帯電話を与えないという方が難しいのは事実です。
それでは日本の親御さんたちは、いつ頃から子供に携帯を持たせたのでしょうか?
いつから子供に携帯を持たせた?
幼稚園児から高校生の子供を持つ親に、アンケートをとって調べたところ、
中学一年生入学祝いの時か、高校一年生入学祝いとして携帯電話を持たせたという家庭が一番多いのがわかりました。
中には子供が幼稚園の時から携帯を持たせる親もいて、ひらがなやカタカタを習わせるためという理由が多いのがわかっています。
その他共働き家庭が増えてきているので、小学生でも安全のために子供に携帯を持たせたという親も多いようです。
安全のために、子供がどこにいるか確認できるから、危ない時や災難にあった時に助けを求められるなどの理由で子供に携帯を持たせるのは、
私も大賛成ですし実際に携帯を持っていたおかげで、命拾いしたという子供も少なくありません。
それでは子供に携帯を持たせる親側として、何かできる事があるのでしょうか?
携帯電話からの子供への悪影響を最小限に抑える対策
この精神科医が子供に携帯ドップリの生活をさせないように、親ができる対策を紹介しています。
・小さい子供には
幼稚園や小学生の小さい子供は、まだ親の言うことを聞く年齢ですから、親がある程度携帯を使う時間をコントロールする事ができます。
家に帰ってきたら携帯を引き出しに直して、家族との会話を楽しむようにするとか、
夜7時になったら携帯の電源を切ってしまうとか、
子供部屋には携帯は持って行かせない、などというルールを作っておく事が大切です。
・ティーンエイジャーには
中学生よりも大きい子供になると、親に反抗するのが仕事のような難しい時期に入ってきます。
最低でも家族で食事をする間、それが朝食でも夕食でもいつでも構いません。
家族の食事の時は携帯から目を離す、というルールを作る事です。
今のティーンエイジャーは携帯命で生活していますから、子供部屋に持っていかないというルールは無理でしょう。
1日のうちに短時間で良いので、親子で会話をしている時や食事をしている時くらいは、携帯を使わないように言い聞かせる事が大事です。
まとめ
今回は携帯電話が子供に与える影響をお話ししてきました。
アメリカの精神科医の調査によると、
・他人や家族とコミュニケーションがとれない
・異性とデートができない
・眠れない
・寂しい気持ちがする
という影響がある事がわかりました。
これらに対して親ができる事は、
小さい子供なら、親がある程度携帯を使う時間をコントロールする事と、
ティーンエイジャーには家族での会話や家族での食事の時くらいは、携帯を使わないというルールを作る事でした。
何でも相談できる家族がすぐそばにいるのにも関わらず、子供が寂しい気持ちがするというのは悲しく受け止めにくい現実ですね。
携帯電話は子供の安全を守ってくれたり便利なものであるのは事実ですが、
親としてはいつも子供の言動にアンテナを張り巡らして、積極的に会話をする機会を持つ事が大事なように思います。