あなたは老後破産の予備軍!?老後破産にならないための予防方法とは
うちは相当貧乏です。
老後破産まではまだいっていませんが、予備軍と言って良いでしょう。
今回は私が現在体験している事を元に、
どうしてこのような状態になってしまったのか、
私のような老後破産にならないようにする予防法はあるのか
などをみていきましょう。
親子同居で共倒れしてしまう老後破産の実態
1980年代の親子同居の状況は30万人台だったのに比べて、
現在はなんと300万人台まで増えています。
まず今の社会状況の中に、非正規雇用が増えているという事が原因にあげられます。
非正規雇用には身体を使う肉体労働が多く、
若い世代は健康で力仕事もなんなくこなせるため、
毎日の生活に困らないのですが、
40代〜50代を過ぎるととたんに体力が落ち病気にかかると長引くために、
仕事が続かなくなります。
中年での再就職は難しく
もちろん中年で貧乏な男性と結婚したい女性がいるわけもないので、
困り果てたあげく親元に戻って、同居生活を始めるのです。
ですが、その年代の親は老年ですから、病気になれば介護をしなければならなくなり、親子で生活苦に陥り共倒れするというサイクルになっているのです。
このような親子のケースでは、子供は再就職も出来ず出会いもない事から引きこもりになり、うつ病になったり中には親に暴力を振るったりする事もあるとか。
そのために親の方も「どうして長生きしてきたんだろう?」「もう死にたい。」
と思ってしまうのです。
私も含めた予備軍の場合
老後破産の予備軍になりやすいケース
・自営業をずっとやってきた
私と夫は自営業をやってきました。
自営業をやっていると、基本的に年金はないと思って良いでしょう。
厚生年金はなく国民年金だけなので、微々たるものです。
・晩婚
結婚の年代がどんどん遅くなってきていますね。
という事は子供ができる年代も遅くなってきているのです。
したがってリタイヤした後も子育てをしないといけないため、費用がかさむという状況になります。
・借金を平気でする
私は借金をするのに大変な抵抗がありますが、
中には平気で借金をする人がいますね。
そうゆう人は生活が派手な場合も多いように思います。
見栄をはりたいのかエゴなのか、自分の生活水準が理解できてないのでしょうね。
老後破産にならないための予防方法や対策
私の両親が、亡くなるまで悠々自適で生活していたので、
私の両親のケースをご紹介していきます。
予防方法
・住宅ローンを定年前に終える
家を建てていたら住宅ローンがあるわけですが、私の両親は定年になる前にローンを終えていました。
両親が言っていたのは「若い頃はローンがキツイと感じたけど、早めに払ってしまって良かった。」という事でした。
・夫と妻の両方から退職金と年金が入る
老後破産にならないためには、きちんと年金対策をしておく事です。
そのために母は看護婦の資格をとり、長年看護婦として働き定年後は、女性としてはかなり高い金額の年金をもらっていました。
父も長年公務員だったので、退職金と年金が入ってきて随分老後に助かったようです。
・夫婦で話し合って節約する
いつも私の両親は、どうすれば老後の生活を楽なものにできるか話し合っていました。
そのためには日頃の節約を惜しみませんでしたよ。
無駄なものにお金をかけず、衝動買いをしない。
母は家計簿をつけていて、2人とも車通勤でしたが仕事の時間を調整して、2人一緒に通勤するようにしていました。
なので車1台で済みましたし、車だっていつも中古車でしたよ。
贅沢な新車なんて、一度も買った事はありませんでした。
でも、このような若い頃からの努力のおかげで、老後も余裕のある生活をおくる事が出来たのです。
そして父がガンを患っても亡くなるまで、個室できちんとした看病をしていただきましたし、
母がアルツハイマーになった時も母の年金のおかげで、
設備の整ったホームに入り最後までそこで過ごす事が出来たのです。
対策法
・ダウンサイジングをする
私の場合でいうと、自営業をやめてからは自宅を狭い家に引っ越しました。
子供がいる時はある程度大きな家が必要ですが、老夫婦二人だけだと小さい家で充分なので、大きい家を売って小さい家を建てたのです。
大きい家を売ったお金で小さい家も買えたので、ローンはなしです。
家が小さいと家中を冷やしたり暖めたりするエアコン代が減るので、電気代がグッと少なくなります。
それに家や土地にかかる税金も、随分少なくなるので助かっています。
・保険を見直す
子供がいる時は、自分の生命保険も大きいものに入っていますが、子供が巣立ってしまった後はそのような保険は必要なくなります。
なので保険会社に連絡して、夫婦だけの小さい保険に変えてもらったら、毎月相当なお金の節約になりました。
・必要のないものは売る!
自営業で使っていたパソコン3台は必要なくなったので、全て売りました。
テレビのチャンネルもたくさんあっても観ないものがほとんどなので、
観ないチャンネルは断って毎月のテレビ鑑賞の支払いが少なくなりました。
まとめ
今の日本も老後破産で苦しむ人が多いようですね。
子供と同居して、親子共々「生きていたくない」
なんて思いながらの生活は、悲しいものです。
あなたが老後破産にならないためには、
若いうちから退職金や年金のある仕事に就き、
結婚後も夫婦で何度も老後について、話し合うべきでしょう。
そして日頃から節約に心がけ、
衝動買いの誘惑に負けず借金をしないようにする事が大切なのです。