減少している遊園地やテーマパークはどんな違いがあるの?!
私が以前住んでいたハワイのコオリナは、地元の人たちに愛されるラグーンが連なり、
いつでも出入り自由だったので、私も家族で良くお散歩に行ったりピクニックに行ったりしたものです。
ですがディズニーが建築をし出して、アウラ二.ディズニーリゾートとしてオープンしてからは、
地元の人でさえ自由にラグーンに出入りすることは出来ず、様変わりしてしまいました。
そうやって新しくオープンするテーマパークがあると思えば、どんどん閉鎖する遊園地もあるのが現実です。
この何となく懐かしい響きもする遊園地と、ディズニーなどのテーマパークはどんな違いがあるのでしょうか?
経済産業省によるテーマパークの定義とは?
・テーマパークの定義
テーマパークには様々なアトラクション施設があり、ショーやイベント、仮想体験などを楽しむために、入場券を支払います。
・遊園地の定義
遊園地にはゴーカートや観覧車、ローラーコースターやメリーゴーランドなどの遊戯施設があり、それを利用するために入場券を支払います。
これらの定義を見てみると、遊園地では私たちが昔から経験してきたように、園内にある乗り物を楽しむといった感じです。
それに対しテーマパークは、ディズニーなどに行ってみればわかりますが、なんだか現実逃避できる場所ですよね。
そのパーク自体を回って、私たちが幻想的な体験をする場所だと解釈できるようです。
私の生まれ育った田舎には、かつて「オランダ村」と呼ばれるテーマパークがありました。
しかし何年か経ってリピーターの減少で、経営難に落ち入り閉鎖。
「ハウステンボス」として再オープンしました。
ハウステンボスになってからは、毎年毎シーズン何かしら新しいアトラクションが行われていて、リピーターも確保できているようです。
ディズニーもそうです。
毎年毎年新しいアトラクションが催され、前に行った事のある人でも、
また行ってみようか?という気になれるのです。
このようにテーマパークはリピーター客が得られないと、経営は成り立ちません。
遊園地の閉鎖理由に多いものは何が問題?
私が思うにズバり、少子化の問題があるでしょうね。
私たちが小さい時は子供がうじゃうじゃいましたから、お休みになると遊園地!が普通で、入場料も格安でした。
ですが、子供の数が減ってきているにもかかわらず、遊園地に設置する乗り物は最新の高価な機種を置かなくてはならないので、結果的に入場料も高くなってしまいます。
そしてそのような乗り物は頻繁に変える事は不可能なので、一度行ってしまうとなかなかすぐまた行きたいとは思えないのです。
それだけではなくどんどん乗り物がスピード化し、危険性も増しています。
そうしてドキドキするスリル感を得られるようにするわけですが、一つ間違うと死亡事故になりかねません。
そのような事故があると危険な遊園地だと思われ客足が減るので、経営が困難になり閉鎖に追い込まれます。
昔からあった遊園地の近くにUSJやディズニーなどのテーマパークがオープンしてしまうと、もうアウトでしょうね。
いつ行っても新しい経験ができるテーマパークに対して、遊園地は乗り物にしても中にある売店などにしても時代遅れに感じるのです。
そうすると自然に客数が減り、閉鎖しなければならなくなります。
その他、私の住むアメリカの遊園地やテーマパークで心配なのは、ハリケーンと言えます。
記憶が新しいところでは2017年、フロリダに近づいたハリケーン「イルマ」の影響で、
ディズニーリゾートと、ユニバーサルスタジオが2日間閉鎖しましたね。
そして、アメリカで最も大きな夏のプール遊園地であるシックスフラッグスですが、
2005年にニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」の影響で、このシックスフラッグスが浸水してしまいました。
自然の力は強いものです。
どんなに大きな遊園地でもハリケーンにはかなわず、閉鎖してしまったのです。
まとめ
日本の遊園地の閉鎖の原因はやはり少子化と、趣味や嗜好の多様化によるものと思われます。
今後もテーマパークが増えていくと、昔からある地元の遊園地は閉鎖に追い込まれてしまうでしょう。
悲しい現実ですが、これも一つの時代の流れの表れなのです。