相撲取りの引退後はどんな道があるのか?日本人とモンゴル人の違い
若いうちから相撲界に入門する相撲取り。
相撲取りとしての寿命も短く、引退後は長い人生が待っていますね。
ハンサムでおもしろい相撲取りは、テレビ業界でもちょこちょこ出演しているみたいですが、他の力士たちは一体どんな風に過ごしているのでしょうか?
相撲取りの引退と廃業、その違いとは?
・引退とは
簡単に説明すると、現役で力士としては取り組まないけれども、相撲協会に残って仕事を続ける人を言います。
・廃業とは
力士として取り組まなくなって、相撲協会からも脱退する人を言います。
ですが、1996年に旭道山が衆議院議員に当選した事があって、経歴が「廃業」だと印象が悪いので廃止され、その後は「引退」に統一されたと言われています。
モンゴル人力士の引退後は?
朝青龍はモンゴルに帰って、大統領特別大使として政治関連の仕事をしながら、レスリング協会会長も勤めるなど、やはりモンゴルに帰ると英雄の道が待っているようです。
他には横綱白鵬がいますが、引退後は日本に帰化して親方を目指すのでしょうか?
そして、日馬富士の引退が発表されましたが、プロレス界入りするとの噂もあります。
ハワイ出身の曙もプロレス界入りしましたし、日本人では輪島もプロレスラーになりましたよね。
相撲取りは大きい身体を持っていて、鍛えていますのでプロレス界には、入りやすいのでしょう。
日馬富士がいくら暴力を振るったにしても、モンゴルではヒーロー扱いのようなので、お国に帰った方が働きやすいでしょうね。
日本人力士やハワイ人力士の引退後は?
日本人力士の引退後の仕事で有名なのは、ちゃんこ鍋屋さんや居酒屋さんでしょうか。
相撲部屋に入門したての時は、先輩力士のためにちゃんこを作るので、お相撲さんはお料理上手なのです。
他には歌手になった人もいましたね。
何曲かヒットしましたよ。
ハワイ人力士で有名だった高見山は、引退後にもたくさんトークショーなどのテレビ番組に出演していましたし、なんせコマーシャルが多かった!
相当にこのコマーシャルで稼いだのではないでしょうか。
相撲取りの引退する年齢は?どれくらいが多い?
なんと力士の平均引退年齢は、20代前半だと言います。
現在のたくさんの若者は、まだ大学で勉強している時に、もうお相撲さんは引退してしまう事もあるんですね。
私が子供の頃お相撲さんを見ていて、もう結構お年寄りだと思っていたのに、まだ20代だと聞いてびっくりしたのを覚えています。
これもお相撲を始めるのが、早いからなのでしょう。
私が大好きだったのは、千代の富士!
周りのブヨブヨ太った関取に比べ、筋肉隆々で小さめだった彼の取り組みは、それはそれは美しいものでした。
彼が引退を決めた時の記者会見で、「体力の限界!」と一言いって涙ぐんだのを見て、もらい泣きしたファンも多かったと思います。
あんなにたくましく強かった彼が、突然61歳の若さで亡くなるとは思いもしませんでした。
このように横綱で引退した人たちは、50代や60代で亡くなる短命な人が多いとか。
若い頃から、たくさん食べて体重を増やさないといけないので、嫌でも心臓や内臓に負担がかかる、
そして、毎日辛い稽古を続けるのですから、もっともだと思いますが、
特に横綱になると、負け越しが許されないために、多大なストレスが積み重なるらしいのです。
だから体力の限界もあるかもしれないけれど、気力の限界で引退を決意するのも大いにあると思います。
他には、若いうちに引退して、自分で何かビジネスを始めたいと思って辞める人もいるでしょう。
ですが、細々と40歳を過ぎても力士でいる人もいるのですよ。
まとめ
私が小さい頃は髪が薄くなって髷がゆえなくなったら、引退しなければならないと言われていましたが、
それは間違いで、実際スキンヘッド(丸坊主)で普通に相撲取りをしている人がいるそうです。
どちらにしてもお相撲さんは、引退後は特に食生活を改善して健康に留意する必要があるようです。