ベーシックインカムが日本で導入！？導入されるといい事ばかりなの？
ベーシックインカムって言葉を聞いた事がありますか？
ベーシックインカムとは、就労や資産に関わらず、すべての人に対して生活に必要な最低限の所得を無制限に給付する、という社会政策のひとつです。
いろいろな給付があるなかで、
個人を対象とした政策であることが特徴です。
スイスでは、国民投票で
ベーシックインカムの是非を問いました。
結果は反対多数で否決されました。
日本以外でも、
フィンランド、オランダ、カナダなどで
実験を伴う研究がされるなど関心が高いですね。
日本で検討されているベーシックインカムとは！？
日本でも導入してはどうかと
経済学者が主張を始めているそうですね。
ベーシックインカムを導入し、低所得の人にも均等に配分され
最低限の水準を補うそうです。
生活保護など支給対象者を制限する給付には、
手続き等、公的機関の役割が多くあります。
公的機関は、その煩雑な役割を減らすことができ、
なおかつ統一された給付であるということは、
手間も減らすことにつながりますね。
最低限の収入が約束された分、
働く時間が減り、余暇の時間が増えるといわれています。
余暇の時間が増え、そこに旅行や買い物など
経済効果があればさらに経済は活発に動きますね。
また、介護や育児に専念する時間が増える
ともいわれています。
日本でベーシックインカムが導入されるとメリットはない！？
日本で実際にベーシックインカムが導入されると、
年間１７３兆円の財源が必要となるそうです。
現在の社会福祉保障費（保育、医療、福祉、年金）は、
年間１１７兆円であることを考えると賄えきれません。
年金も大きく給付金額が減少してしまうため、
反対者がでることは間違いないといわれています。
その分の財源の確保が大きな問題となってきます。
現在の日本の労働の仕組みは、正社員と非正規では
労働内容が同じでも給与に格差があります。
また、終身雇用の体制もほとんどの企業がいまだ採用しています。
そのなかで、ベーシックインカムを導入してしまうことは
再就職を目指す人の働きたい思いが
失われてしまうのではないかと懸念されます。
まとめ
現在の日本では、労働人口が減っていくことから
社会政策の改革が必ず必要となってきます。
ベーシックインカムの導入すると、
ブラック企業が減少するともいわれていますね！
最低限の保障があるのに、
ブラック企業で働こうとは思いませんもんね。
賛否両論ありますが、
慎重に議論を重ねていってほしいですね。
