キニナルナ!

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どういう相談が出来る!?いのちの電話に多い相談内容とは?

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驚く事に日本の自殺者数は世界でもワースト6位。

 

若年層の自殺が多いのが特徴で、15歳から39歳の間の死因で事故死よりも、自殺者の数が多いという国は、日本だけという結果が出ています。

 

日本は平和で幸せ、リッチな国だと思っていましたが、その背景には色々な問題が隠されているようです。

 

 

 

 

 

私も人生に絶望した!

私が最初に絶望したのは、20代で一人娘を抱えシングルマザーだった頃。

 

私の両親と同居で助けてもらってはいましたが、仕事をつこなす毎日で、クタクタでした。

 

離婚した時3歳だった娘が13歳のティーンエイジャーになり思春期に入った頃、あんなに可愛かった娘が私と口を聞くこともせず、私が何か話そうとしたり、一緒に出かけようとすると私を避け、

「いつも家にいないくせに、今さら母親顔しないでよ!」

などと言われ、毎日娘のためにがむしゃらに働いてきたのは何だったのか?

と、悲しくなりました。

 

確かに朝早くから、夜遅くまで続く仕事で疲れ果て、娘が私を必要としていた時に、ちゃんと聞いてあげられなかったかもしれない、と自分を責め続けました。

 

娘を生きがいに頑張ってきた私が、娘からそのような言動を受けたため、人生に絶望を感じ死にたいと思うようになってしまいました。

 

私の両親には心配かけるので相談できませんでしたが、そんな時に話しを聞いてくれたのは、会社の同僚でした。

 

同じような家庭問題で悩んでいる女性たちで、一緒に時々集まって愚痴の言い合いをしながら、乗り切りました。

 

もう一度、絶望を感じたのは、再婚してアメリカに引っ越したあとです。

 

日本に家族もお友達もみんな置いて、アメリカに引っ越してきた私は、まだあまり英語も分からず、夫に頼る毎日でした。

 

ホームシックにおちいって、悩んでいる時に夫に何か話そうとすると、「シー!テレビ見てるから黙れ!」などと言われて、話し相手も誰もいませんでした。

 

私と一緒に引っ越してきた娘は、アメリカでボーイフレンドができ、とても幸せそうだったので、相談するのはやめました。

 

もちろん日本にいる年老いた両親にも心配かけたくないので、何も言えませんでした。

 

何年かたって、大好きな父がガンの末期だったので、私がシングルマザーの時に必死に貯めたお金を使って、日本に2週間だけ帰国し、毎日つきっきりで看病してアメリカに戻ってきました。

 

その後、半年くらいたってから、父が亡くなった時も夫からは帰国を許されずにとても悲しい思いをしました。

 

その3年後、母が亡くなった時も、夫は私を帰国させてくれるどころか、お葬式への香典さえも出してくれなかったので、私のヘソクリを送りました。

 

そんな事が続き、どうやって死ねるのかと、インターネットで検索する毎日。

 

でも、円もお金がなくて薬を買う事も出来ず、首を吊る勇気もなく、今まで生きてきたのですが、そんな中生きる勇気をくれるのは、素晴らしい大人になった「娘の笑顔」を見る事と、「2匹の犬たち」。

 

この子達が生きている以上は頑張らなければ!

と、自分に言い聞かせています。

 

 

 

 

 

いのちの電話での相談内容の多くは?

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全国のいのちの電話一般社団法人日本いのちの電話連盟

 このように「いのちの電話」にかかってくる電話の内容は様々で、女性は配偶者や家庭問題が多く、男性は仕事での行き詰まりや、失敗した事に責任を取らなければならないと、自分を責める内容が多いようです。

 

「何度も自殺未遂をした。」「今、首を吊るためのロープを用意している。」

 

というような深刻な内容も多く、1人の相談にかける時間がどんどん長くなっているのに対し、ボランティアである相談員たちは、ほとんどがリタイヤした年配者で、数が少なくなっている状況です。

 

実際に電話しても「なかなか繋がらない」という問題が起きています。

 

 

 

 

 

いのちの電話メールでも対応

インターネット相談|いのちの電話 インターネット相談

 相談するために電話をかけてくるならまだ良いですが、若い世代では喋る事が苦手でメールで相談したいという人も多いとか。

 

最近話題になっている「座間の9遺体事件」でもわかるように、若い人はツイッターなどのサイトに気持ちをぶちまけるようです。

 

喋るのが嫌だったら、メール相談も試みて下さいね。

 

 

 

 

 

まとめ

実際にボランティアとして働いている相談員の方も言っていましたが、たくさんの人が「解決なんてしてもらおうと思っていない。ただ聞いてもらっただけで救われた。」というそうです。

 

貧困になやむ後進国に自殺者がいないのは、毎日一生懸命生きるためだけに集中して、生活しているからです。

 

リッチになって裕福になると、仕事や家庭のしがらみに悩むケースが増えるというとても皮肉な現状なのですね。

 

以下に「ハスノハ」という悩んだらお坊さんに相談するウェブサイトも載せておきます。

お坊さんに質問、悩み相談できるQ&Aサイト - hasunoha [ハスノハ]

 

1人で悩まず、必ず誰かに話しを聞いてもらうようにしましょうね。