犬と子供の関係性!成長過程で犬を飼う事によるメリットとは?
私が小さい時も私の娘が小さい時も、ずっと犬との生活を楽しんできました。
もちろん今も進行中です。
親バカが入りますが、私の娘がとても気持ちの優しい大人に育ったのも、犬の存在が大きいと信じています。
うちでは「犬」という言葉は誰も使わずに、子供同様その子たちの名前で呼びますし、誰か他の人にうちの犬のことを話す時も、キッズ(子供)という表現をします。
それくらいとても大事な家族の一員なのです。
「犬と子供の関係」娘と犬の出会い
私が娘を犬と一緒に育ててきて、その犬が娘に色々な事を教えてくれたメリット面を申し上げます。
ですが、その前にどうやって、娘が犬と出会ったのかをお話ししていきます。
まず、まだ娘が2歳の時に地元の新聞に、ある男性が転勤するため引っ越ししなければならず、その引っ越し先に犬を一緒に連れていけないから、誰か引き取ってくれる人を募集という掲示板を見つけました。
早速その男性に連絡し、娘と一緒に犬に逢いに行きました。
その雑種の犬は女の子で、まだ1歳で成犬になったばかりでした。
娘を見るとその犬はじゃれついて娘の顔を舐め回してきたので、すぐにうちの家族にぴったりと思い、連れて帰りました。
その雑種の女の子にラッキー7の意味で、「ナナ」という名前をつけました。
それからは娘をまるでガードするかのように、いつも2人一緒に遊ぶし、同じベッドに寝る相棒でした。
犬がいる生活!子供にとってのメリットとは?
責任感がめばえる
娘が1人でナナを外に連れ出して、おしっこやうんちができるようになるまでは、私が一緒について行きました。
ナナの食事や水の用意も毎日娘にさせました。
犬はオモチャではありません。
一つの大事な命を育てていく、重要な親のような役割りをしなければなりません。
今日はお友達と遊びたいからとか、疲れたからと言ってサボるわけにはいかないのです。
それでも娘は毎日文句一つ言わずに、ナナの世話をしながら育ちました。
そのおかげで、娘に何かをお願いしたり、頼んだ事柄は、途中で投げ出さず、きちんと最後までやり遂げることができるようになりました。
引きこもらない
犬は毎日運動が必要です。
ひどい雨の日や、寒すぎる日以外は毎日お散歩に連れて行きました。
そうするとご近所の人や、犬好きの人が色々声をかけてきてくれて、お友達がたくさんできたりして、社交性も増します。
子供も大人も引きこもりの問題がありますが、うちでは全くその正反対で、ナナのおかげでいつでもアクティブに過ごせました。
ここで一つ、私が後悔した事があります。
それはある夏の暑い日に、娘がすぐ近くのお友達の家に遊びにいくと言ったので、私は家事を忙しくしていて、「わかった〜」と返事だけして、娘が出ていくのを見ていませんでした。
娘が7歳くらいで、ナナが6歳くらいの時でした。
娘は良かれと思い、ナナも連れて行ったのですが、真夏の炎天下、たった10分ほどでも熱いアスファルトを歩いたナナは、熱射病の一歩手前になってしまいました。
私が知っていたら、「暑いから連れていっちゃダメよ。と言えたのに」と、ナナにとても申し訳ない気持ちで一杯になりました。
ナナを連れて行ったお友達の家で、ナナがグッタリとなったので、娘が慌てて私に電話をしてきたのです。
そして、すぐに連れて帰り対処したので大丈夫でした。
ですが、そのことは娘にも、ものすごく印象に残った出来事だったようで、今でも絶対に忘れないし、同じあやまちは二度とおかさないと本人も言います。
思いやりのある子に育つ
動物を育てていると、自然に優しい思いやりの気持ちが芽生えます。
娘はナナが怖がったり、嫌がったりすることは一切しませんし、毎日のナナのウンチの状態まで把握して、
「今日はナナ、体調良くないから、ヨーグルトちょっとあげてみる。」
なんて事を、小学生で言える子に育ちました。
ナナが年をとるにつれて、あまり長い散歩に行けなくなったり、高いところからのジャンプや、階段の上り下りが難しくなったりしていくのを見て育ち、ナナの老化に対応しながら生活していきました。
まとめ
デメリットはありませんが、あえて言うと犬の寿命が短すぎる点でしょうか。
娘が14歳の時に、ナナは13歳で亡くなりましたが、その後しばらく娘は落ち込みがひどく、うつに近い状態になりましたが、シェルターから新しい雑種犬を家族に迎え入れて、また少しずつ元気が戻ってきました。
居住関係やアレルギーなどの理由で、ペットを飼えない人もいるかもしれませんが、犬と子供が一緒に暮らすのは、子供にとっても犬にとっても素晴らしい事だというのは間違いありません。