管理者が伝えるコレクティブハウスのメリットデメリット問題点とは?
シェアハウスはもうみなさんの中に、馴染んできたのではないでしょうか。
そして、最近新しく聞かれるようになったのが「コレクティブハウス」。
シェアハウスに似たような共同居住形式をいうようですが、一体どのような生活様式なのでしょうか?
今回はそのコレクティブハウスを説明しながら、実際に私の娘が自宅を解放してやっている、シェアハウス/コレクティブハウスのメリット、デメリットについて生の声をお伝えしていきます。
コレクティブハウスとは?
コレクティブハウスとは、
自分の住む居住空間に、キッチン、トイレ、お風呂はあるものの、共同で使える別のキッチンやダイニング、保育室などが設けられている居住施設を言います。
シェアハウスと違うところは、コレクティブハウスには自分の部屋にきちんとキッチン、トイレ、お風呂があるのに対して、シェアハウスはそれらを全て共同使用しなければならないので、プライバシーなどの面でストレスを感じることが多いという事。
私の娘が自分で建てた家を解放して、今2人の親友と家をシェアしています。
この方法は考えてみると、コレクティブハウスとシェアハウスの中間みたいな感じと言えます。
娘の親友2人には、ベッドルーム、トイレ、お風呂が各部屋にあるので、結構なプライバシーが守れます。
ただキッチンとリビングルームは家に一つで、それを共同しています。
このようなコレクティブハウスのメリットやデメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?
メリット
プライバシーの確保
シェアハウスと違って、キッチンやトイレ、お風呂が自分の居住空間にあるので、プライバシーが保てます。
自分の好きな時に共同空間を使用すれば良いわけですから、ストレスがかかりません。
その親友たちにはボーイフレンドがいるので、時々は彼女たちを訪ねてきているようですし、しっかりプライバシーが守れていると言って良いでしょう。
共同で子育て
共同で住んでいるので、お互いに何かあった時に助け合えるメリットがあります。
私の娘には子供はいませんが、ワンチャンがいます。
時々、娘の仕事が忙しくて長時間家に帰ってこれない時は、ルームメイトに頼んでどちらか可能な方が、ワンチャンを外に出して散歩させたり、ごはんをあげたりしてくれています。
このように、もし子供がいたら、他の同居者に頼んで学校に迎えに行ったり、一緒にお留守番をしてくれたりできるでしょう。
寂しくない
私の娘の場合は、キッチンとリビングルームが共同空間なので、退屈な時などはそこに集まって、一緒にお料理をしたり、映画を観たりして楽しんでいます。
冷蔵庫は3つあって、1人ずつに一台冷蔵庫があるので、自分の食べ物を誰かが間違って食べた!という問題も起こっていません。
普段はみんな仕事が忙しいので、キッチンは娘がメインで使って親友たちにもお料理を作ってあげたりしていますが、週末は2人の親友がお休みと決まっているので、その2人が娘の分まで何か美味しいものを作ってくれています。
このように例えば老人の1人暮らしを減らすために、コレクティブハウスで住むというアイデアは良いと思います。
子供のいるシングルマザーが忙しい時に、その老人に子供の面倒をみてもらうとか、その代わりに老人が夜は寂しくないように、夕飯を作ってあげて一緒に食べる、なんて事も可能ですね。
それに老人の体調が悪くなった時も、すぐに同居人が対応できるのもメリットの一つでしょう。
デメリット
騒音
プライバシーが守られているとしても、仕事の時間がみんなそれぞれ違っているので、朝早くとか、夜遅くに物音がして、眠れなかったりする事もあります。
まとめ
あまりデメリットがないのが、このコレクティブハウス。
娘もすごく気に入っていて、できるだけ長く続けたいと言っています。
このコレクティブハウスは、スウェーデンによく見られる集合住宅で、2003年に日本の東京で、初めて本格的に完成したと言われています。
私もそのうち娘のコレクティブハウスの一住居人として、お世話になるつもりです(笑)