アメリカのテレビ離れに考えさせられる!それは「良いこと」だった?
日本国民のテレビ離れが言われていますが、私が住むアメリカでは全く考えられない事でした。
ですが調べてみるとアメリカでもやはり、65歳以上の人の80%以上が、一日中なんとなくテレビをつけているというのに対し、
10代〜20代の若い人達は、1日に平均3時間くらいテレビを観ると答えた人が30%しかいなかったという統計が出ています。
なので、アメリカでもテレビ離れはきているのですが、その理由とはなんなのでしょうか?
よく言われるテレビ離れの理由
ネットの普及
1にも2にもネットの普及によるものでしょう。
私の娘が20代ですが、ほとんどテレビは観ずにいつも携帯かタブレットで、YouTubeを見たり、ネット検索しています。
番組がつまらない
そうゆう娘でも「好きな番組」は観ると言います。
だいたい週に3つくらい、お気に入りのドラマがあり、それは欠かさず観ているし、仕事などで観れない場合は、全て予約録画して後で観るそうです。
それに比べ私の夫は、朝起きるとすぐにテレビをつけて、今日のニュースは何だ?とニュースに一日中かじりついています。
テレビ番組は昔と違って、何百チャンネルとあるのに、観る人がいるのでしょうか?
それに今はNetflexでのドラマシリーズなどが主流で、それだってタブレットで観る事ができます。
今やテレビは、古い家電になってしまったのでしょうか?
ひと昔前までは、子供に「テレビの時間は2時間までよ!」なんてルールを作っていましたが、そんな心配はしなくてよくなりそうです。
テレビ離れをした事、それは「いいこと」だった!?
実際に私たちがテレビ離れになったのは、ある日うちの近所で大事故があり、ここら一体が何時間も停電してしまってからです。
真っ暗でテレビもみれず、何か食べようと思っても電子レンジも使えないし、調理コンロは電気なので、お料理も出来ない。
お洗濯も出来ないし、暗くてお掃除も出来ない。
しばらく携帯でネットサーフィンしていましたが、次第にそれもできなくなりました。
ろうそくをつけて淡いあかりの中で、静まりかえった家。
うちには2匹ワンチャンがいるので、私がその子たちと遊び始めました。
そうしてるうちに夫も一緒に遊びだして、ワイワイ楽しいひと時。
遊び疲れたら、ソファーにみんなで座ってワンチャンたちをナデナデしながら、昔夫が小さい頃テレビがなくてラジオで育った話しや、レンジや冷蔵庫もなかった時代に、どうやって生活していたか、などの話し。
もちろん携帯もなく、コンピューターもなかったけど、子供達は外で小枝や葉っぱ、泥があるだけで一日中遊べた、と言っていました。
何もないから、自分で何かを創りだし遊べたんだと言っていたのが、印象に残っています。
私が言いたいのは、この停電のおかげで普段は話さない会話を夫と出来たという事。
いつもはテレビの方を二人共が向いていて、お互いを見つめる事はしません。
ペットともたくさん遊べる時間ができたし、テレビ離れって「いいことだらけ」だなと実感したのです。
レンジやコンロ、洗濯機が使えないのは困るけれど、テレビがなくても別に困ることはないとわかったのです。
ニュースや天気予報を知りたければ、携帯で調べれば充分です。
携帯でショッピングも出来るのですから、携帯がない方がずっと困ります。
そう考えてみると、今まで随分テレビに時間を費やして、無駄にしてきたなという感じでした。
なのでそれから私たちは、テレビから卒業。
週に2つお気に入りのドラマを観る以外は、観ていません。
うちではペットでしたが、お子さんのいるご家庭ならお子さんとの会話も増えるはず。
うちの夫はテレビに夢中になるあまり、私が何か話しかけたり、何か用事を頼んでも全く無視状態だったので、すぐ喧嘩になっていましたが、テレビを観なくなってからは、ちゃんと私の言うことに耳を傾けてくれるようになりました。
まとめ
白黒テレビからカラーテレビになり、大きいテレビから薄いテレビになり、一家に一台から、一部屋に一台とテレビも時代を変えていったわけですが、そのテレビ時代も終わって、これからはもっとテレビ離れが進むかもしれませんね。
でも、それは決して悪いことではないと思います。